HANARART こあ 三輪エリア!

2012/10/14 Sun 00:42

みなさまこんにちは!

HANARART こ あ は6つのエリアで開催されますが、今回紹介するのは5つ目、三輪エリアです!

三輪(桜井市)は、奈良と初瀬の中間に位置する地区で、上街道の宿場として栄えました。
日本最初の市場と言われる三輪は中世に栄えた平等寺の門前市として発達し、今の恵比寿神社の社地を中心に市場町ができあがったと言われています。
そして日本最古の神社・大神神社の門前町と伊勢街道の宿場町の両方の名残を残す町並みです。
「赤い糸」伝説の残る三輪エリア

縁結びの神様が宿るまち!

地域の特産、三輪素麺も全国的に有名ですね!

その三輪エリアでは、1人のキュレーターが2つの会場で5人の美術家をによる現代アート展を開催します!

こ あ 」キュレーター 森山牧子(もりやま まきこ)さん

森山さんは、大学卒業後、東京、大阪での会社勤務を経て、パリに1年間滞在後、京都の現代アート系のギャラリーに勤務され、現在は大阪の現代アートを扱うギャラリーで勤務されています。


1つ目は、

会場:今西家
会期:11月1日(水)~11月11日(日)10:00~16:30

江戸時代の町家。明治期には特定郵便局を運営していた建物で、近年一部が改修されています。
今は居住されていませんがきちんとメンテナンスされています。
玄関脇にある羽目殺しの扉は、郵便局時代の名残です。当時は屋内から直接局へ出入りす る通用口として利用されていたそうです。
スクリーンショット(2012-10-15 19.39.39)

昨年度HANARARTを実地した際には地元の方がお家の中に入ってきてとても懐かしんでおられたのが印象的でした。今年も持ち主の方がHANARARTを大変楽しみにしてくださっています!


2つ目は、

会場:池田家
会期:11月1日(水)~11月11日(日)10:00~16:30

明治23年に建てらてた建物で、以前は素麺問屋を営んでおられました。
軒にある菊の御紋が入ったガラス張り看板「緒環素麺司」が印象的です。これは明治天皇の天覧をきっかけに掲げられたものです。
先代の家主は桜井市長も務められました。現在もご子息が自邸として使用されています。
今回は貴人口と上り間 を会場とします。
通りに面しているので、道行く人々と何気ない会話ができることもこの会場の魅力の一つといえます。

スクリーンショット(2012-10-15 19.39.58)


参加作家:金 光男、中岡 庸子、Lucille ReyBoz(ルシール・レイボーズ)、仲西 祐介、國政 聡志


キュレーション・コンセプト
悠久の歴史をもつ三輪山と大神神社に見守られてきた三輪。そのゆったりとした時間の流れ、風の揺らぎ、人と自然、人と場所のつながりを、5人の作家によりかたちにしたいと思います。
各作家は素材を吟味し、新しい技法に挑戦しながら、自分の思考をかたちにします。
彼女、彼らからうまれた作品と対面して、いつもとは違う景色に出会い、新しい世界の見え方のひとつをご提案したい、そう思っています。


金 光男 「row - nenrin」
三輪を訪問した際、ゆっくりとした時間の流れを感じました。良くも悪くも時間は全ての物事を変化させ、流れていきます。三輪にとって特別な杉の木をイメージとして扱い、作品を制作します。
kim mitsuo1


中岡 庸子
風の質が違う。一見すると、済んだ水が溜まっているような。よくよく目を凝らすと静かに、新しい水が底から底から湧いてくる。変化や穏やかに連綿と続いていく、華やかで豊かな土地。そんな三輪を包む空気を表現したいと思いました。
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Lucille ReyBoz(ルシール・レイボーズ) 「KI」
樹木を縛る赤い糸。神聖なる木が人体のようで生々しい。三輪の赤い糸伝説にもつながる、神と自然と人間の強い関係を感じさせる作品。
出展作品lucille reyboz-1_KI


仲西 祐介 「Tamashii」
人間の「魂」が炎のごとく燃えては消え燃えては消え、この宇宙の悠々たる時間の中で永続的に輪廻を繰り返していく様を「光」で表現しました。
出展作品nakanishi yusuke-1_tamashii


國政 聡志「basket」
大きなバスケット(編みかご)をつくります。
繋ぐもの、繋げ方、繋がる形からできていく「関係」により、新しくその素材から見えるものを提示します。
kunimasa satoshi2


さまざまな素材を用いた作品が、神聖なる大神神社のお膝元;三輪の町の中で展示されます!

以上、三輪エリアのHANARART こ あ のご案内でした。

次回はいよいよHANARART こ あ 最後のエリア、八木札の辻エリア の紹介です!
どうぞお楽しみにー!
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みなさまこんにちは!

急に気温が下がり肌寒くなって参りましたね〜 紅葉が待ち遠しい!


郡山城下町エリアに関わってくださる3名のキュレーターの中で最後に紹介するのは、

こ あ 」キュレーター 千葉淳一(ちば じゅんいち)さんです。

千葉さんは、新聞記者を経て、大阪市内にて現代アートのギャラリーを経営されています。

今回千葉さんがキュレーションする展覧会は、元小児科医院であった建物で開催。
3名の女性作家をフィーチャーした企画になっています。

会場:杉山小児科医院(郡山城下町エリア
会期:11月1日(木)~11月11日(日)10:00~16:30
大正中期の洋風建築で、旧城下の町並みの中でも特異な風情を醸し出しています。
診療棟と居住棟の2棟が文化庁により国の登録有形文化財に指定されました。
診療棟は木造平屋建一部二階建、観の意匠は、軸部の濃褐色と白色のコントラストが鮮やかであり、急傾斜の切妻屋根、筋違、繰形、ドーマー窓風飾り屋根、棟飾りなど、ヨーロッパのハーフチンバー様式を踏襲しています。
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参加作家:依美(えみ)、西岡恵子、福田遼子


キュレーション・コンセプト
診察室の壁にかかった依美のドア型の作品は、鑑賞者の皆さんが自らの手で開くことによって成り立つ作品です。
子どものころ、小児科医院は行きたくない場所だったかもしれませんが、彼女の作品に触れることで、ここが身近な場所に感じられ、診察室のイメージが変わります。2階の書斎で待っているのは西岡恵子が神経を研ぎ澄まして描いた「波紋のような」絵画。構図にも色彩にも頼らず空間を表す現代アートに浸ってください。


依美「DOOR+杉山小児科医院」
歴史ある杉山小児科医院にドアを置きます。
人は扉があれば聞きたいと思うものです。
ドアはいわば好奇心の扉。ドアの先にあるものを見つけた瞬間、
新たな自分探しの旅が始まります。
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西岡恵子「匂いと箱の辺り」
呼吸を調え、筆先に静かに着地させる。感触を確認しながら筆を滑らせ、線を引く。核になる花のイメージが中央に置かれ、波紋のように広がる。
線の強弱、密度を見極めたとき、画面は揺らぎ始める。
浅い底で編むように01【西岡恵子】


福田遼子「三月の詩」
花が咲こうとするエネルギーを、人物に見立てて描いています。生命の持つ美しい彩りや安らぎのある存在感を感じてもらえたいと思います。
3月の詩【福田遼子】



【関連イベント】
福田 遼子ワークショップ
会場:杉山小児科医院
日時:2012年11月11日(日)10:30~ *雨天決行
内容:子ども向けお絵描き教室。にじみを活かす技法を使い、皆で一緒に、床に広げた紙に絵を描きます。筆持参。
参加費:500円 
持参していただくもの:筆
定員:15名 *事前申し込み不要
お問い合わせ:06-6532-4395(橘画廊)




以上、HANARART こ あ 郡山城下町エリア のご案内でした!



次回は、赤い糸伝説の町 三輪エリア(桜井市)の紹介です!
どうぞお楽しみに!
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みなさまこんにちは!

引き続き郡山城下町エリアのHANARART こ あ
2人目のキュレーター:林和音(はやしかずね)さんの紹介です!

林和音さんは、大阪府在住の美術作家(インスタレーション)で、近畿大学文芸部芸術学科卒業後、大阪を拠点に『穴』をキーワードにインスタレーション作品を主に制作されています。
今回、キュレーターと出展作家を兼任しての出展になっています。


会場:浅井邸酒蔵(郡山城下町エリア)
会期:11月1日(木)~11月11日(日)10:00~16:30
ほのかに酒麹がかおる江戸時代の建物で、昭和の始めごろまで酒蔵として利用されていました。
建物に痛みはあるものの、ここで作られてきた清酒「友雀」の看板や重厚な扉等は、郡山城下の繁栄がしのばれる建物です。3つの部屋があり広々とした空間となっています。
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キュレーション・コンセプト
郡山に残る古い酒蔵には独特の空気感があります。積み重なった時間、人々との関わり、歴史の流れは空間に見えないエネルギーを与え、私にも制作意欲を与えてくれます。
「繋がる穴」をキーワードに、人と人、地域と人を繋ぎ、過去、現在、未来へと時空を繋ぐ穴を酒蔵にインスタレーション。空間の持つパワーを頂きながら、ココでしか表現できない大きな作品で、未だ見ぬ世界へみなさまをご招待します。期間中に公開制作を実施します。

林和音
作品001

「繋がる」



酒蔵での制作過程を一般公開する事も予定されています。(期日未定)
驚きのインスタレーションです。乞うご期待!!


次回は引き続き郡山城下町エリア、3人目のキュレーター 千葉淳一さんを紹介します。
どうぞお楽しみに!
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みなさまこんにちは!

ようやく金木犀の香り漂う頃となりましたね~

今回から3回続けて紹介していくのは、郡山城下町エリアです。

奈良県北部に位置する郡山城下町は、豊臣秀長の元で栄え、金魚の名産地としても有名。
道の真ん中を流れる金魚が泳ぐ水路は、郡山ならではの独特な風情をかもし出しています。

城下町として栄えた歴史をしのばせる建築物も多く現存し、今回HANARART こ あ の会場も、
元遊郭の建造物、西洋建築の小児科医院、江戸時代に建てられた酒蔵など、貴重な建物を使用します。

個性あふれる会場が揃う金魚のまち!

この郡山城下町エリアでは3名のキュレーターが、それぞれ3つの会場で現代アート展を開催します。

一人目のキュレーター、

こ あ」 キュレーター 山中俊広(やまなか としひろ)さん
大阪芸術大学博物館学芸員、YOD Gallery ディレクター等を経て、2012年よりフリーランスで活動を開始。
関西を拠点に現代美術に特化した展覧会やイベントの企画、美術評論の執筆などをおこなっています。


今回山中さんは、元遊郭:旧川本邸で、5名の現代アート作家による展覧会を開催します!


会場:旧川本邸
会期:11月1日(木)~11月11日(日)10:00~16:30
大正13年~昭和33年まで遊郭として使用されていた建物。当時としては大変めずらしい木造3階建てです。
建物内部は今も遊郭当時の間取りがほぼ完全な形で残されており、当時の賑わいを今に伝えています。
豪勢かつ優美な装飾がいたる所に見られ、訪れる人を圧倒します。
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参加作家:加賀城 健、中島 麦、岡本 啓、野田万里子、前谷 康太郎

キュレーション・コンセプト
「記憶」をゆり動かす「いろ」
表現スタイルの異なる5名の作家によるグループ展を、大正期の遊郭建築《旧川本邸》にて開催します。
かつてこの場を行き交った人々の心の内には、様々な感情や情景そして人間模様が存在していたはずです。
それらを作品やその構成で作り出す空間の「色彩」をキーワードに鑑賞者に換気させ、これまでいったん途切れていた《旧川本邸》の過去を現代の私たちの感覚や世界観を通して新たに今と結び付けていきます。

加賀城 健
加賀城作品
染色の技法を用いて、自らの身体動作と感覚を直線的に平面上へ反映させる絵画的表現を展開する。支持体の素材となる布の可変性と、染料の特性を活かした色彩および色面の多様性を駆使して、平面絵画の二次元性における新たな解釈と可能性を追究している。

中島麦
中島作品01
鮮やかで繊細な色使いを駆使して、旅や日常の記憶を主題とした半具象的なモチーフによる絵画作品に取り組んでいる。分解的な記憶の残像と自然発生的な感覚の断片を、自らの感性で再構築かつ融合させていく世界観を画面上に展開する。

岡本啓
okamoto01.jpg
印画紙やフィルムの上に、現像液や光を用いて色やかたちを直接描き、独特の絵画的な写真作品を制作する。
近年は、実際に撮影したフィルムに写った形象と重層化させることによって、視覚と感覚による造形の差違や関係性の問題へと、自らの関心を深めている。


野田万里子
野田作品縦01
インスタレーションからドローイングまで多種多様な素材と表現を用い、行為の反復を主題に製作をおこなう。
行為の繰り返しが、形態以上に概念を大きく変容させる現象や事実を、日常的な要素を通じてリアルに浮かび上がらせていく。


前谷 康太郎
前谷作品01
自然の太陽光から人工の電飾看板に至るまで、日常のさまざまな光をサンプリングし、それらを再構成したビデオ・インスタレーションと写真作品を主に発表している。
情緒的な要素を排除し、時間や記憶、光と闇、存在と不在など対照的な概念をよりミニマムなイメージへと深化させていく。



【関連イベント】

トークセッション「旧川本邸から揺り起こしたもの」
会場:旧川本邸1階大広間
日時:2012年11月3日(土・祝)14:00~15:30 *雨天決行
内容:出展作家とキュレーターの6名が、旧川本邸の印象から作品・展示への着想へと至る過程などについて語り合います。
参加費:無料、事前申し込み不要
定員:50名
お問い合わせ:hanarart.kawamoto2012@gmail.com



聞き語り「大和郡山の文化・暮らしと旧川本邸」
会場:旧川本邸1階大広間
日時:2012年11月9日(金)14:00~15:00 *雨天決行
語り:秦 峰一氏(大和郡山在住の映像作家)
参加費:無料、事前申し込み不要
定員:50名
お問い合わせ:hanarart.kawamoto2012@gmail.com



次回は引き続き郡山城下町エリアの こ あ を紹介します。

どうぞお楽しみに!






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みなさまこんにちは!

秋晴れの爽やかな天気が続いていますね!いかがお過ごしですか?

さて、今回は、田原本寺内町エリアのHANARARTこ あ のイベント内容を紹介します。

田原本寺内町は奈良盆地のほぼ中央に位置し、約1万年前に人々が住み始めたという長い歴史を有する町です。
唐古・鍵遺跡に見られるように、約2400年前の弥生時代には、すでに近畿最大の環濠集落が形成されていました。

各時代を代表する遺跡、寺社、建築物、町並みが数多く残されており、歴史のオーラに包まれながらそれぞれの時代の香りを味わうことのできる貴重な町です。

大和国、奈良盆地のへそのまち!

今回田原本寺内町エリアでは、1人のキュレーターが2カ所の会場で展覧会を開催します。

こ あ 」 キュレーター 谷川恵子(たにがわけいこ)さん
制作会社、美術館、現代アートギャラリー勤務を経て、ご自身のアートスペースを準備中。現在は大阪市内の企業アートスペースに勤務されておられます。

谷川さんは以下の2つの会場で、2人の作家のコラボレーションによる展示を企画されています。

出展作家 
小野紗雪
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日常の風景写真の上に、ペイントが施されたカラーアクリル層の立体作品。
現存する風景に彼女の感覚的世界観をMIX。今回は、浄照寺では屋外にアクリル作品を再現した立体作品と鍵岡本家では映像作品も展示される。

西川文章
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「サウンドスケープ/フィールドレコーディング」という人工的に奏でる音以外に、『音風景』世の中にある音を採取する手法で作品を制作します。
地域住民も知らない田原本町にいる音を、浄照寺と鍵岡本家で展示。

まず1つ目の会場、
会場:浄照寺
会期:11月1日(木)~11月11日(日)10:00~16:30
大和五カ所御坊の1寺であり、本堂の他、明治天皇ご休憩所の御殿などが残されています。
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2つ目の会場、
会期:鍵岡本家
会期:11月1日(木)~11月11日(日)10:00~16:30

田原本エリアを代表する商家建築で、江戸期にはなかった町家の堂々たる風格がある建物です。
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キュレーション・コンセプト
アートが持つ力の一つ「モノの捉え方変わってしまう」そんなきっかけをつくるべく、田原本町に存在する「モノ・コト・ヒト」の「歴史と現代」を、音の現象と異質空間 として再構築します。浄照寺では屋外へ溢れ出たかの様な立体作品も展示され、鍵岡本家にある骨董屋「古今洞」では、年代物のお宝たちと作家がおりなす作品が響宴します。
訪れた人々や地域の人々が知らない田原本町の日常と非日常の疑問を五感フル活用で体感する展示となります。


【関連イベント】
ワークショップ:小野イズム伝授!「小野さんと作品をつくろう。」
内容:アクリル立体作品の制作をレクチャー。
写真素材を探しに田原本を散策したアクリル版にペインティングしたり?!
日時:10月28日(日)13:00~16:00(受付終了14:00)*雨天決行
会場:田原本町水仙会館
費用:500円(作品を加工後、会期中浄照寺にて展示します)
定員:15名程(要申し込み/定員に達し次第終了)
持ち物: 写真をとれるもの。例:デジタルカメラ・携帯・iPhone等
(フィルムカメラやその場でデータの出し入れが出来てないものは不可)
*少しペインティング作業があるので心配な方は汚れてもいい格好
*小学生以下のご参加は保護者同伴
お問い合わせと申し込み方法
参加人数・参加者氏名・連絡先を tanigawa6450@gmail.com までメールにてお送りください。


昨年のはならぁとではサテライト会場だった、田原本寺内町。
今年はメイン会場の一つとして名乗りを上げることになりました。
谷川恵子さんによる企画の展覧会とワークショップ、皆様のご来場を心待ちにしています!

さて次回は郡山城下町の3つの展覧会の紹介に突入します。乞うご期待!
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